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  • 私は先に「古代の疫病」の項目において、「今日世間を騒がせている新型コロナ感染症の流行が時の政権を左右することがある」趣旨のことを述べました。まさしく疫病の流行によって政権が交代しました。安倍政権から菅政権の交代は新型コロナ感染症の流行が契機となったと見なさざるを得ません。安倍前首相はご自身の病気が昂じて政権を放り投げましたが、コロナ禍が主たる原因であったと思います。




    その安倍前総理に代わって新総理についた菅氏は、安倍氏に第二次内閣発足以来、長年にわたって官房長官として仕えて来られました。そして在任期間が歴代最長という金字塔を打ち立てられています。そのような方だから、安倍氏の後継者として、誰もが納得のいく人物であります。私の推測ですが、ご本人も内心そう思っておられたようです。というのは、自民党の総裁選挙にて、壇上に上がった石破元幹事長、岸田政調会長、安倍前総裁と共に万歳三唱をするとき、菅新総裁の右手がやたらと小刻みに震えていたからです。これはしてやたったりという気持ちの表れでないかと思われるからです。私の推測でありますが……。




    菅新総理は意思の強い方です。私は案外と長持ちする内閣ではないかと思っております。コロナ禍に打ち勝って、2~3年は続く長期政権となるかも知れません。ただし政治の世界は一寸先は闇夜と申して何が起こるか分かりませんが……。菅新総理は各閣僚に対して指示を出して、規制改革・デジタル庁の新設などを命じておられますが、その際に官僚の悪しき前例主義の廃止などがこれまでの安倍前総理には見られなかった所であります。私など国民の最も期待するものが見受けられます。




    菅新総理は老練な政治家であります。私の観察によれば、その面構えは並みの政治家のそれではありません。じっと官房長官として安倍前総理にひたすら耐えて来られた証しではないでしょうか。